ロリータ18号
Tweet今回配信されるのは、
シングル2作「サルーン」(1997)、「ROCKAWAY BEACH」(1998)、
アルバム6作「髭忍者」(1997)、ラモーンズのジョーイ・ラモーンをプロデューサーに迎え制作された「父母♡NY」(1998)、TOY DOLLSのオルガをプロデュースに迎え制作された「TOY DOLL」(1999)と「鳥人間」(2000)、「副隊長」(2000)、「BEST OF LOLITA No.18」(2002)となっている。
各配信サイトはこちら
《石坂マサヨ コメント》
遠い昔のお話をひとつ。
1989年、今から約30年以上も前に16歳の石坂マサヨはロリータ18号を結成しました。
そして安室奈美恵やSPEEDが街中で流れ、ハイスタが「AIR JAM」を開催していたあの頃・・・
1997年にクラウンレコードよりロリータ18号はまさかのメジャーデビューをし果たしました。
当時のガールズバンドはヘアメイクさんやスタイリストが付いているのが当たり前、マネージャーさんがしっかりアーティストを管理し、綺麗に、お花を育てる様に活動しているバンドが殆どでした。
その中でロリータ18号と言えば、デビューアルバムタイトルは「髭忍者」、アー写やMVではカエルの被り物、衣装なんて無くてその辺に売ってる古着を着てのライブ→勿論毎回テレビ局の警備員に止められるなど、ガールズバンドとして今では考えられないかなり異色な立ち位置でのスタートでした。
ただ、どんなに変な事を言ったりやってたりしても何故か同業者とお客さんだけは喜んでくれて、沢山の方々に可愛がって頂きました。
忌野清志郎さんには「髭忍者」と「TOY DOLL」で計2曲も作ってもらったり、RAMONESのJoey Ramoneにはアルバム「父母ラブNY」をニューヨークでプロデュースをしてもらったり、The Toy Dollsのオルガからもアルバム「TOY DOLL」と「鳥人間」をイギリスでプロデュースしてもらったり、ここには書ききれない程のレジェンド達にいっぱいお世話になりました。
そして50日間43本のアメリカツアーや、ヨーロッパツアー、韓国や中国でのライブ、もちろん日本でも年間250本近くのライブを行い・・・
当時メンバーの口癖は「家賃がもったいない」でした。
そんな特殊で異常な活動でしたが、音楽に対しては毎回真摯に取り組んでいたので、メジャー時代に沢山リリースできたし、どの曲を切り取っても「誰にも真似できないオリジナリティ」は今でも自分の勲章です。
しかも残念な事に、当時から流行に乗ってなかったので今聴いても違和感ないです。
きっと。
そんな平成メジャー時代の音源が、この令和5年にまさかの配信で急に復活!!!
何故!?
世界的に楽しくないニュースが飛び交う昨今、30年前にはこんな変な事を笑ながらやってる女子達がいて、実はまだ未だにやっているんだよ!と、今しんどい気持ちの方にちょっとでも届いたらいいな。
沢山の曲の中から、今のアナタに刺さるヤツがきっとあるハズ。
ロリータ18号は来年、結成35周年を迎えます。
今までも、これから先もやめたくなるまでバンドを続ける気持ちに一切変わりはないので、今回の配信音源を聴いて「久しぶりにライブハウスでも行ってみるか!」という方が1人でも増えたらアタシは嬉しい。
またライブハウスで会いましょう。
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サルーン 髭忍者 父母♡NY ROCKAWAY BEACH TOY DOLL 副隊長 鳥人間 BEST OF LOLITA No.18 |
■Single「サルーン」
オリジナル発売日:1997/08/21 |