YOU KOBAYASHI

 
もはや都内のオルタナティヴ・パーティでは常連のDJであり、そのミックスセンスや明らかに凡百とは違う出音制御能力などで 多くの信頼を集めている。自身の主催パーティー「LuCID DReAM」は 毎回多彩なゲストを招き、2008年11月には8周年となる都内有数のロングランパーティであるなど、そのパーティー思想はDJのみに留まらず、オーガナイザーとしても手腕を発揮。2007年より、東京・関西のアンダーグラウンド・シーンで活躍するDJ/アーティストを30組以上集めたレイヴパーティ「FAIRGROUND」を 開催するなど、広角なヴィジョンと行動力を持っている。また、近年活発な展開を見せているレーベル[SWC]を2003年の創設時より支え、ディスコグラフィとしてはミックスシリーズ「'03 till infinity」や、TRAKS BOYS との共作「PLAY ON THEMOON」を過去にリリースしている。またロックバンド「BACK DROPBOMB」のリミックスも手掛けた。そして2008年7月には、約4年振りとなるMIX CD「YOUKOBARCHIVE」をリリースした。

●MESSAGE from YOU KOBAYASHI
今回の収録曲をそれぞれ手掛けてくれたアーティストは皆、僕にとって普段から親交の深いアーティスト達です。
彼等とはいつも「このアーティストが凄い」とか、「こんな楽曲を制作したい」などというような会話を交わすことが多々あるのですが、最近は専ら「自分達の音楽にクラシック音楽のエッセンスを加えたトラック制作は面白そう」などという意見がありました。
一見、全くの畑違いに映るかもしれませんが、音楽の歴史上、クラシックを大衆向けにアレンジしたのがジャズのルーツであるように、時代が時代ならば、それがテクノやハウスといったアレンジがあって必然であると僕等は一致しており、既にこのような発想に近い手法を発表している海外のトップDJの例もいくつかあることで尚僕等は確信しました。
そんなさなかの今回の企画ですから、否応にもモチベーションの高い トラックが集まりましたしそれらを渾身のミックスで仕上げています!どんなリスナーにもオススメしたいです!




<参加アーティスト・プロフィール>

YAKENOHARA
2003年エレクトロ・ヒップホップユニット、アルファベッツでアルバム『なれのはてな』リリース。AIRA MITSUKI / COPY(リミックス、タワーレコード特典ミニ・メガミックス)、ヴィレッジヴァンガード制作キラキラジブリ(DJのはら名義で風の谷のナウシカをカヴァー)、ExT Recordings 1st ANNIVERSARY MASTER MIX、イルリメ/元気でやってるのかい?、Struggle For Pride/Summer Never Ends、LIP SERVICE×JSG SOUND COLLECTION MIX BY LOCO2KIT、サイプレス上野とロベルト吉野/ドリーム、BUSHMIND/BRIGHT IN TOWN、『ピューと吹く!ジャガー』ドラマCD等に参加。NHK?SSTV番組の楽曲制作も手掛ける。
DJとしても、アンダーグラウンドダンスパーテイー総本山のRaWLIFEをはじめ、アンダーグラウンドシーンではその名前を見ないパーティーが無い程の多数のパーティーに出演。そのジャンルを一切、問わないオールラウンドなプレイはオールジャンルのパーティーピープルに絶大な人気を博す。また、EDITを多様したMIXCDの評価も高い。

CHERRYBOY FUNCTION
RaW LIFEやFAIRGROUNDといったアンダーグラウンドフェスでその名をしらしめ、DE DE MOUSEらを擁するレーベルExT Recordingsから2007年にリリースしたアルバム「SOMETHING ELECTORONIC」は新しいダンスシーンの幕開けを予感させる傑作として、様々な方面で高い評価を獲得。 アルバム収録のTHE ENDLESS LOVERSは2007年のクラブアンセムともなった。リミックスワークスもメジャーからアンダーグラウンドまで多岐に渡りオファーが絶えない。
現在、最も注目されるテクノアーティストである。

TRAKS BOYS
メンバーはK404とCrystalの二人。2002年よりトラック制作開始。コンピレーション「TURBOSONIC VOL.1」、「Electro DynamycVol.2」などへの楽曲提供、Back Drop Bomb、The Arrowsなどのリミックスを手掛ける。また川崎工場地帯の某工場屋上にて行われているパーティー「DKSOUND」ではレジデントDJを務める。2007年7月にファーストアルバム「Technicolor」をリリース。続く8月には12インチシングル「Badwiser/Digital P(Cherryboy Function Remix」をリリース。;2008年10月には待望の2nd Albumを発売。

FANTASTIC EXPLOSION
1997年、永田一直を中心に昭和40〜50年代邦画サントラやフュージョンを題材とした『70年代ドラムンベース』をコンセプトに始動。映像を同期させたライブ・パフォーマンスが好評をはくし、ピチカート・ファイヴのオープニングアクトや80万枚のセールスを記録したルパン3世のリミックスアルバムに参加、いわゆる『和モノ』サンプリング/リミックスのエポックメイキング的存在として知られる。その後、メンバーに日本屈指のマニピュレーター吉田哲人を迎え、サウンドスタイルはハウスに移行し2005年まで活動。そして2009年再結成が決定した。

LATIN QUARTER & 脳
これまでに空手サイコ名義でアルバム2枚、シングルCD1枚リリース。04年にLatin Quarter名義でファースト・アルバム「LIGHT HOUSE」をリリース。EYE、MOODMAN、KZAなどDJ、クリエイターから絶賛される。その後サイプレス上野とロベルト吉野『ドリーム』「Bay Dream〜フロム課外授業〜」、ZEN-LA-ROCK『ZEN-LA-ROCK』「Space Mcee'z Feat. ロボ宙」にトラック提供、V.A./ELECTRO DYNAMIC(EXT RECORDINGS)コンピなどに参加。「Pan Pacific Playa/PPP」からMIX CDなどをリリース。

DORIAN
主に都内のクラブで活動するトラックメイカー。オールインワンのグルーブマシーンで行うライブには定評がある。まだ作品のリリースはないが、今後の活躍に期待が高まる注目新人である。

takuya
FLYING RHYTHMSやBLAST HEADのリリースで知られる時空レーベル(ラストラム)の初期にアルバムを発表し、数々のコンピレーションアルバムへの参加をしている実力派トラックメイカー。