MICROPHONE PAGER

MICROPHONE PAGER(マイクロフォン・ペイジャー)

1992年結成。当初のメンバーはMURO/TWIGY/P.H.FRON/MaSaO/DJ GOという超強力な面子。93年に発表した「改正開始」(93年)は、コマーシャルなラップやレベルの低いシーンをまさに"改正開始"する内容であり、一躍時代を切り取る1曲として現在まで語り継がれる。
95年リリースの『DON'T TURN OFF YOUR LIGHT』がペイジャーとして残した最初で最後のオリジナルアルバムとなっており、当時を知る者のみならず若い世代にまで影響を与え続け「伝説」は巨大化していった。今なお「ペイジャーチルドレン」は増殖を続け、日本で最も重要なユニットとして影響を与えている中、2008年にMUROとTWIGYが遂にその長い封印を破り、「伝説」を甦らせることとなる。

MURO(ムロ)

日本が世界に誇るKing Of Diggin'ことMURO。80年代後半からKrush Possee、Microphone
Pagerでの活動を経て99年にソロとしてメジャーデビュー。以来、MCとしてはもとより、「世界一のDigger」としてプロデュース/DJでの活動の幅をアンダーグラウンドからメジャーまで、そしてワールドワイドに広げていく。昨年にはミラノで行われたNIKE AIRFORCE 1のイベントでのDJ出演を皮切りにロンドン/アムステルダムでのヨーロッパツアーも敢行。また、同年12月には北京で行われたFENDIのファッションショーのアフターパーティでDJを、そして2008年4月にはNYのBrooklyn Museumで行われた村上隆氏のエキシビションのオープニングイベントにてDJを行う。また、2008年1月よりOaの安室奈美恵によるヴィダルサスーンCMタイアップ曲「Rock Steady」をプロデュース。多岐に渡るフィールドで最もその動向が注目されているアーティストである。

TWIGY(ツイギー)

その独特の声とフローだけではなく、ファッションやスタイルでもヘッズたちを魅了して止まない文字通り日本語ラップのオリジネーター。'90年には、スティーヴィー・ワンダーのジャパン・ツアーに日本語のラップで参加。'93年には、米のトミーボーイよりリリースの『プラネット・ラップ:ア・サンプル・オブ・ザ・ワールド』に日本代表として参加。日本のヒップホップ史上で、刀頭との"ビートキックス"、MUROとの"マイクロフォン・ペイジャー"、RINO LATINa II、YOU THE ROCK☆、G.K. MaRYaN等との"雷"のメンバーとして、最も重要な役割を果たしてきた。
'90年代に入ってから、ソロとして数々のコンピレーション等に楽曲を提供。'96年日本語ラップの金字塔とも言うべきクラシック、ランプアイの『証言』に参加。'98年東芝にて1stソロ・アルバム『アルハディル』をリリース、以降、常に斬新なアイディアで聴くモノを飽きさせない作品を発表し続けている。ハードコアな一面だけでなく、加藤ミリヤ、aco、KEY-CO、bird、Sugar Soulなどの女性ヴォーカルとの共演でメロウな楽曲を多数残している他、今迄の作品には、くるりの岸田繁、小林克也、峰不二子(!!?)、アフリカ・バンバータ、デル・ザ・ファンキー・ホモサピエンなどが参加、客演としてもDJ KRUSH、ECD、最近ではHIFaNaの楽曲に参加するなど幅広い層から支持を得ており、日本で唯一「天才」の称号を与えられたラッパーである。